福岡県糖尿病患者データベース研究

文字サイズ

血糖コントロール不良の要因

血糖コントロール不良の要因について

①糖尿病のタイプ
1型糖尿病と2型糖尿病を比べてみると、1型糖尿病のコントロールは難しく、半数の方がヘモグロビンA1c 8%以上でした。

        ヘモグロビンA1c (%)

②年齢
50歳未満はコントロールの悪い方が多く、6人に1人がヘモグロビンA1c 9%以上でした。

ヘモグロビンA1c (%)

③肥満
肥満は2型糖尿病の誘因になりますが、血糖コントロール悪化の原因でもあります。

ヘモグロビンA1c (%)
 

早食い
早食いは肥満の原因になると言われていますが、血糖コントロールも、特にインスリン治療をしている人で不良になることがわかりました。早食いによる血糖上昇にインスリンが追いつかないことが原因と考えられます。

         ヘモグロビンA1c (%)

食物繊維
食物繊維は野菜、海藻、果物、豆、穀物に多く含まれています。食物繊維は食事中の糖分の吸収を抑える、胃からの食物の排出を遅くする、腸内細菌を整える、発酵(はっこう)して短鎖脂肪酸を産生して血糖を下げるなど、多くの作用があります。

         ヘモグロビンA1c (%)

運動
運動療法は食事療法と並んで、大切な治療法です。我々のデータでも運動する人ほど、血糖がコントロールされていました。運動しない人に比べて、血糖が改善する運動量は平均23メッツ・時/週で、早足の散歩であれば、毎日20分間行う運動に相当しました。運動の強さも早足程度の強さが必要でした。
 

ヘモグロビンA1c (%)

うつ症状
糖尿病患者さんにはうつ症状が多くみられます。うつ症状があると、血糖コントロールが悪くなりやすくなります。

ヘモグロビンA1c (%)

睡眠時間
日本人の睡眠時間は年々減少しています。最近、睡眠が様々な病気と関係することがわかってきましたが、糖尿病患者さんでは睡眠時間も短すぎても長過ぎても血糖コントロールが悪くなっていました。

ヘモグロビンA1c (%)

⑨タバコ
タバコが健康に良くないことは広く知られていますが、血糖コントロールにも良くありません。タバコの本数が増える程、血糖コントロールが悪化していきます。

ヘモグロビンA1c (%)

⑩悪い生活習慣が重なると、さらに血糖が悪くなります。
上に述べた生活習慣は、単独で血糖コントロールに影響しますが、複数の生活習慣に問題があると、血糖がさらに悪くなります。たとえば、太って、運動不足で、早食い。睡眠不足で野菜嫌いなら、そうでない人よりヘモグロビンA1cが0.6%高くなります。

ヘモグロビンA1c (%)
  • リンク集
  • ブルーサークル
    ブルーサークルは、国際連合(UN)が決議し国際糖尿病連合(IDF)が推進する「糖尿病との戦いのために団結せよ(Unite for Diabetes)」キャンペーンのシンボルマークです。